「鎌倉」ってどんなところだと思いますか?
雑誌やテレビで度々特集が組まれる鎌倉は、海と山の自然に囲まれ、歴史ある神社仏閣に古い建物が残る景色。SNS映えするお洒落なカフェやレストランも豊富で、老若男女に愛される街。
そんな鎌倉に惹かれる人は「いつか鎌倉に住みたいな」と一度は夢を見るはず。
はい!私もそのうちのひとりです。
2021年春、世の中はコロナ渦の真っ只中でしたが、27年間の東京暮らしに区切りをつけて、憧れの鎌倉暮らしをスタート!
このブログは、40代も後半に入りいくつかの曲がり角を通って、でもまだまだこれからだと勝手に思っている「おひとりさまの鎌倉暮らしの日常」の記録です。
今までの私の人生設計は以下の通り。
「今の会社で定年まで働き、老後は鎌倉でのんびり暮らせたらいいなぁ」ですが、その翌年、既に鎌倉に住んでいる。
一年前からは考えられない生活、いや人生の大変化、いやいや大革命!一番のきっかけは、2020年に発生した100年に一度のパンデミックと言われるコロナ感染症。
ここ数年、仕事に対するモチベーションを保つことが難しく、それでも何とかもがきながらも、心身ともに疲れていたところにやってきたコロナ感染症。
会社の業績と仕事の忙しさは反比例し、どんどんストレスが溜まっていきました。緊急事態宣言で休みが増えたことにより、色んなことを考える時間も増えて、改めて自分自身を見つめ直す良い機会になりました。
そこで、このコロナ渦でどちらにしろ先が見えないのであれば、今の自分がより「ワクワクする方を選ぼう!」と決めました。
15年間お世話になって、一度はここに骨を埋めようと思った場所を離れることは、とても勇気がいることだったけれど、でも何か一歩踏み出せた感じがして、決意した時は意外とスッキリしていました。
その「ワクワクする方」というのが、鎌倉への移住だったわけです。もちろん、会社は辞めずに鎌倉から都内の会社への通勤を何度も考えました。鎌倉へ移住した方のブログやSNSを見て情報を集めて、長谷にある書道教室へ通いながら、月2回のペースで都内⇔鎌倉の移動も経験。
その結果、私の場合は鎌倉から通勤することはデメリットしかないと判断しました。当時は1時間通勤でもヘロヘロだったので、これ以上通勤時間が伸びるのは無理だったのです。
でも鎌倉には都内まで通っている方も沢山いるので、本当に人それぞれです。都内でもの会社の場所・職種などによってもまったく違うと思います。
東京・新橋近辺なら普通に通いやすいし、今は在宅ワークも増えて以前より電車も座れるし、鎌倉よりもう少し遠くから通勤している先輩もいました。
そして鎌倉へ移住してきて思ったことは、今まで頑張り過ぎていたということでした。
「自分の頑張りが足りないから上手くいかない」
「この仕事は自分に向いてない」
と普通に思っていたので、いわゆる自己肯定感の低いタイプです。てか、向いてない仕事を15年も続けられるのか?ってね(笑)
何をするにも、嫌な仕事も納得できない仕事も、とりあえず「頑張ります!」と表面だけ取り繕って片づけて「今だって頑張っているのにこれ以上頑張るの?」「もっと頑張らないといけないの?」とモヤモヤ…完全に頑張る方向が間違っていたのだと思います。
「でもそれは社会人なら当たり前で我慢するしかないじゃん!」と、そのストレスを暴飲暴食やタバコで紛らわすという悪循環。もしかしたら壊れる少し手前だったのかも…考えるとぞっとします。
鎌倉でお店をオープンしたオーナーさんが、鎌倉で長くお店をやっていたおばあちゃんに「鎌倉では頑張っちゃダメなのよ」と教えられ、それを今でも肝に銘じているそうです。
頑張りが出ちゃうと地元の人は「東京っぽいね」とあまり好まれない。これをTV番組で見て「確かに!!」と目から鱗が落ちました。
鎌倉では、定休日が週2日・逆に週2日しか営業しない・週末しか営業しない・コロナ前から17時や18時閉店とか、そんなお店がざらにあります。これが鎌倉では普通です。
そんな頑張ってないちょっと不便な鎌倉が私は大好きで、これが『鎌倉時間』。だからここは心地が良いのだと改めて実感させられました。
なので、最初の質問。
「鎌倉」ってどんなところだと思いますか? の私の答えは「のんびりした街並みと、そこで頑張り過ぎずに穏やかに暮らす人たちが魅力的な街」
これからもっと鎌倉での時を過ごしていくと、多分また変わると思います。変わったらまたブログに綴りたいと思います。
いやでもお前、そろそろ頑張れよ!という声が聞こえてきそうですが…これからは自己肯定感を高めでいきたいので、のんびり頑張らずに『鎌倉時間』でいこうと思います。
引き続き、ご興味があればお付き合いいただけたら幸いです。
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