「芸能人は歯が命!」
90年代に一世を風靡した歯磨き粉のCMのキャッチフレーズ(笑)
鎌倉に移住してはじめたこと。
歯科治療もその1つ。
いつも続かない歯科治療。今度こそサボらずに全うするぞ!と心に誓いを立てた。めげないように今時の歯科治療の記録。
幼少期のトラウマとコンプレックス
私は子供の頃から虫歯が絶えず奥歯はほぼ詰め物で、それがコンプレックスになっている。
子供の頃は泣きながら母や祖母に引きずられ虫歯治療に通い、それが今でもトラウマだったりする。大人になってからは痛くならないと行かない…痛くなくなるとすぐにサボるの繰り返し。
時代はもの凄い勢いで進歩している。IT化で今や自宅でも何処にいても、ネットさえ繋がれば仕事ができるような時代。医学の進歩だって目覚ましいはずだ。
なのに歯を削るときの「キュイーン」「ガリガリガリ…」というあの機械音は、進歩しないものなのだろうか?
断トツ一強★極みの場所
いつ来るかわからない痛みの恐怖感。私はビビりのためこの機械音と恐怖感が耐えられず、歯科医院は今でも私の「嫌いな場所★第1位」に輝く断トツ一強である。
よって昨年の春、虫歯の治療を放置していた歯を1本失った。神経を抜いていたので痛みがなく、完全に油断した。仕事が忙しい…と言い訳して長い期間放置をしていた。
気づけば歯の根の部分までダメになっていて、歯科医院の先生は何とか残す方向でと治療をしてくれたけど、どうしても残すことができなかった。
歯を失って、もしや40代で入れ歯か?!とビビったけれど、隣の歯と連結するブリッジができるということで、ブリッジ治療をお願いした。
その時、急に老後の歯のリスクが大きくなることに不安になった。鎌倉移住をして心機一転!と新たな土地で将来を見据えて、治療してもらえる歯科医院を探すことにした。
が、やはり「嫌いな場所★第1位」一強は伊達ではない。痛くないと歯科医院探しなんてしないのだ!(笑)もう致命的なこの性格、そう簡単には治らない…
でも実はちょっと怪しい歯があった。一部を銀歯で被せてある歯に小さな穴があいていた。
鎌倉移住の前、それまで通っていた歯科医院で最後に見てもらった時は、先生もよく見ないとわからないような小さい穴だった。その時はもちろん痛みもなく、早めに移住先で治療するようにと言われそれきりだった。
その小さい穴は約半年後、食べ物がガッツリ詰まり、楊子がすっぽり入る大きさに成長していた。痛みはないものの、熱いものを食べるとしみる。
夜な夜な24時間体制で工事をしている、ブラックよろしくな働き者の虫歯菌をイメージした(笑)
石を投げたら当たる!歯科医院と美容院
これはもしやヤバいサイン?!笑っている場合じゃない!と、やっと重い腰をあげ歯科医院探しに取り掛かる。
今や「石を投げたら必ず当たる」と言われる歯科医院は、実はコンビニよりも多いらしい。ちなみに美容院はさらにその3倍以上。
先生によって腕や治療の質が違うことを感じていた私は、今までの経験から「家から近い」という容易な理由で、歯科医院を選んではいけないと学んでいた。伊達に歯科医院嫌いではない。
地元民である知り合いからの情報を集め、ネットや口コミでも評判の良かった歯科医院に予約を取った。
家から徒歩20分ほどかかる場所だけれど、人気の歯科医院で予約もかなり混みあっていたが行ってみて納得。
キレイな院内にハワイアンなインテリアとBGM♪院長先生がハワイ好きらしい。受付から歯科衛生士さん達スタッフの対応も良く、制服がパン屋さんとかカフェ店員みたいで可愛い。
早速、気になっている穴を見てもらったところ、結構虫歯が進行していてかなり危ない状態だった。ギリギリ神経は取らずに済んでほっとする。
これ以上、歯の神経を取るわけにはいかない(なら早くいけよって話…)。やはり虫歯は痛くなってからでは手遅れなのだ。
虫歯にならないように予防すること、万が一なってしまっても早めに治療をすること。散々言われてきた気がする「予防」と「早期発見」。
ここにきて本当に身に染みている。今さら遅いけど、逆にこれ以上手遅れにならないように、今気づけて良かったと思うことにする。
令和の歯科治療は顕微鏡と星に願いを♪
その歯科医院で驚いたのは、歯の治療に顕微鏡が出てきたこと。虫歯菌がちゃんと取りきれたかどうかを顕微鏡でチェックする。菌が残っている状態で治療をしてしまうと、結局またそこから虫歯になってしまうらしい。
今時の歯科治療はなんと最先端!ならば…なぜあの音は変わらないのか?!あ、また堂々巡り…(笑)
麻酔を打つときは「星に願いを♪」が流れる。麻酔は全然怖くないからいい、問題はあの音だ!(笑)もしあの音を変える技術が発見されたら、世紀の大発見!ノーベル賞レベルでは?!
安心してください!それより苦しいものがあります…
一度治療をはじめると口はずっと開けたままとなる。途中で菌が入るのを避けるためで、苦しいからといって途中離脱は許されない。
「少し苦しいけど頑張ってくださいね」と先生。「安心してください、私はそれより歯を削る音の方が断トツに苦しいです!」という私に先生も苦笑い。
人によっては、ずっと口を開けたままの治療に苦しむ人がいるらしい。治療も人によって得意不得意があるようだ。
院長先生は治療も説明もとても丁寧で、信頼できる歯科医院だなと感じた。この機会に歯の精密検査もお願いすることにして、その場限りの治療ではなく将来を見据えて、徹底的に見てもらうことにした。
今までは「嫌いな場所★第1位」になるべく近づかないように、その場限りの治療でなるべく保険内でという治療ばかりしてきた。でもやはり保険内治療には限界があることを感じていた。
見た目だけでなく、何より美味しいものを食べることが大好きな私は、歳をとってもなるべく自分の歯で美味しいものを食べたいと強く思うようにもなっていた。
そんな私の歯科治療は思いも寄らぬ方向にすすむことになる。
排気ガスを減らしてクリーンな歯を目指そう♪
40代に入り、身体の色んなところにガタがくるお年頃になった。定期的にメンテナスして油をささなければいけない。
若い頃はどんな油でも平気だったけれど、ある程度の年齢になってくると油を選ばないと変な煙が出てきてしまう。
「芸能人でなくても歯は命!」
黒い変な煙を出さないように、治療方法も何が自分にとってベストなのかを選択しなければいけない。
その選択の結果はすぐわかるものではなくて、恐らく数年後、十数年後、何十年後かになってしまうのだと思う。実に悩ましい…
先日、歯科医院でデンタルフロスを勧められ、悪戦苦闘中の今日この頃。使い方が難しい…これ慣れるのかな?
そして、やっぱり可愛い歯科衛生士さんがいると「嫌いな場所★第1位」もちょっと和みの場となる(笑)
すべて考えられている…きっと計算通りだ…歯科医院恐るべし!
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