「ありがとう」が言えない場面、ありませんか?
誰かを褒めたときに「そんなことないです」と返された経験、ありませんか?
その瞬間、少し寂しい気持ちになったあなたへ。
この記事では、心がふっと軽くなる「ありがとう」の力についてお伝えします。
会話に迷う瞬間が増えた理由
最近、職場や友人との会話で「なんて声をかければいいんだろう?」と迷うことが増えました。
たとえばこんな出来事がありました。
新しく入った同僚に年齢を聞いたとき、「非公開なんです」と返され、私は「あ、聞いちゃいけなかったかな」と戸惑いました。
でもその後、彼女が「いい歳なのに、こんなことも知らないと思われたくなくて・・・」とつぶやいた言葉が心に残ったのです。
「褒め言葉」がすれ違いを生むとき
その同僚に「大丈夫、新しい仕事を学ぼうとする姿勢は素敵ですよ!」と伝えたところ、「私、要領悪いんです」と返され、私は少しモヤモヤしてしまいました。
この感覚、実は別の場面でもありました。
明らかに実力がある人に「すごいですね!」と伝えたとき、「私なんて全然ダメです」と返されたときの、あの小さな寂しさ。
「謙虚」と「謙遜」の違いとは?
そんな時に出会った言葉の違いがあります。
- 謙虚:相手の気持ちを素直に受け取る。「ありがとう」と言える姿勢。
- 謙遜:自分の価値を下げてしまう。「そんなことない」と否定する態度。
この違いを知ったとき、私の中のわだかまりの正体が見えてきました。
「謙遜」は時に相手の気持ちを否定する行動になってしまうのです。
「ありがとう」は心の潤滑油
かつての私も褒められると「私なんて」と返していました。
でも、せっかくの言葉を否定するのは失礼かもしれないと気づいたのです。
たとえば、趣味のマラソンで「すごいですね!」と言われたとき、自分ではまだ満足できていなくても、走らない人からすれば「完走すること」自体がすごいこと。
それを素直に受け取るようになりました。
「ありがとう」と言うことは、相手の気持ちを受け取ること。たったそれだけで、心がふわっと軽くなるのです。
「つまらないものですが」と贈り物を差し出す文化、「大したことありません」と成果を控えめに語る姿勢。これは日本の美徳のひとつです。
ただ、それが度を越すと「相手の好意を拒む」結果にもなり得ると学びました。
今日からできる「ありがとう習慣」
私は自分にひとつのルールを課しました。
「褒められたら、ありがとうと返す」
これだけで、日常の小さなモヤモヤが減っていきました。
「私なんて…」と否定していた頃より、心が軽く、気持ちよく人と接することができるようになったのです。
褒められたとき「そんなことないです」ではなく、「ありがとうございます」と返してみてください。
たった一言で、相手との関係も、自分の心も変わります。
ぜひ、今日から小さな「ありがとう」をはじめてみてください。
あなたの毎日が、少しずつ明るく、穏やかになるはずです。
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