― WordPressで「考える量」が増えすぎていませんか
ホームページは一応ある。でも、気づけばしばらく更新できていない。そんな状態に、心当たりはありませんか。
Facebookやアメブロなど、日々の発信は自分で続けられている。それなのに、ホームページとなると、なぜか手が止まってしまう。構成を考え、文章を整え、WordPressで入稿し、SEOのことも少しは意識した方がいい気がして・・・。
やらなきゃいけないことが一気に増えて、「時間がない」というより、考えることが多すぎて、動けなくなる。そんな感覚に近いのかもしれません。
これは、やる気や能力の問題ではありません。ホームページは、ひとりで抱えるには“判断の多い場所”だからです。
WordPressで「考える量」が一気に増える瞬間
企業であれば、広報担当者やホームページ運用の担当者がいて、役割がある程度分かれています。
実際、私自身も以前の職場では、数ある業務のひとつとしてホームページの運用を担当していました。「更新する」「整える」「確認する」。すべてを一人で抱えるわけではなく、判断を分け合える環境がありました。
けれど、個人事業主や小規模な組織では、そうはいかないことも多い。誰かに任せる前提がなく、文章を書くのも、構成を考えるのも、WordPressを触るのも、SEOを少し意識するのも、全部が自分。
ブログやSNSで書いていた頃には考えなくてよかったことが、ホームページでは一気に増えます。
「これで合っているのか」
「今、直すべきなのか」
「そもそも、どこから触ればいいのか」
正解が見えないまま、判断だけが積み重なっていく。ちゃんとした形にしたい。せっかく作ったホームページだから、雑には扱いたくない。その気持ちが強い人ほど、更新は慎重になり、結果として、手が止まってしまう。
WordPressが難しい、というより、判断を一人で引き受ける構造が、更新を遠ざけてしまうこともあるのです。
「全部一人でやらなきゃ」と思ってしまう理由
ホームページの更新が止まってしまう人の多くは、もともと真面目で、責任感が強い。誰かに任せるより、自分で把握していた方が安心。中途半端に頼むくらいなら、自分でやった方が早い。
そうやって、これまでいくつものことを一人で回してきた人たちです。
でも、ホームページとなると、話は少し変わってきます。文章を書く。構成を考える。見せ方を整える。WordPressで入稿する。検索のことも、少しは気にする。どれも「できない」わけではない。ただ、同時に考え続けるには負荷が大きい。
それでも、
「全部わかっていないと頼めない気がする」
「ちゃんと整理してから相談しよう」
そう思っているうちに、時間だけが過ぎていく。
頼み方がわからない、というより、頼む前の準備を一人で抱えてしまう。そんな状態に近いのかもしれません。
ホームページは、一度作ったら完成、ではなく、少しずつ整え続けていく場所です。だからこそ、最初から完璧を目指さなくていい。全部を一人で引き受けなくていい。
「考える役割」を分けられるかどうか。そこが、更新が続くかどうかの大きな分かれ目になることもあります。
“WordPressに強いライター”が担っていること
「WordPressに強いライター」と聞くと、文章がうまい人、操作に詳しい人、というイメージを持たれるかもしれません。でも実際に担っているのは、文章を書くことそのものよりも、その前後にある“考える工程”です。
どこに、どんな順番で載せるか。誰に向けた内容なのか。更新し続けられる形になっているか。最低限、検索で見つけてもらえる状態か。
完璧なSEOや、細かなテクニックを詰め込むことが目的ではありません。「これで進めて大丈夫」そう判断できるラインを一緒に決めること。
構成を整理し、言葉のトーンを揃え、WordPress上で“使われる文章”に整える。考える量を分けることで、手が止まらない形をつくる。
それが、WordPressに強いライターのいちばん大きな役割だと思っています。
全部を任せる必要はありません。書けるところは自分で書く。判断が重いところだけ、一緒に考える。そんな関わり方でも、ホームページは少しずつ動き始めます。
まとめ
ホームページが止まっていることを、どこかでずっと気にし続けている人は、きっと、ちゃんと向き合おうとしてきた人だと思います。
ただ、考えることが多すぎただけ。判断を一人で抱えていただけ。そう捉え直すだけでも、少し気持ちは軽くなるかもしれません。
ホームページは、完成させるものというより、その時々で、整え直していく場所。今は止まって見えていても、それまでに考えてきたことが、消えてしまったわけではありません。
まずは「全部を一人でやろうとしていないか」だけ、振り返ってみてください。整えることは、頑張り直すこととは、少し違います。
次回は、SNSの発信は続けているのに、どこか消耗してしまう理由について、もう少し違う角度から書いてみようと思います。

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