50歳をやってみた感想文。思っていたより、50代は悪くなかった

50代の生き方

50歳になった時、正直少し身構えていた。

いよいよ50代か。
人生も後半戦だな。

そんなことを考えていた。

でも実際に50歳を一年過ごしてみると、
想像していた50代とは少し違った。

もっと大人になっていると思っていたし、
仕事も、結婚も、これからの暮らしも、
もう少しカタチになっていると思っていた。

でも、全然そんなことはなかった。

せっかくなので、
50歳を一年やってみた感想を書いてみようと思う。

50歳になって良かったこと

ひとり時間も、年齢を重ねることも楽になった

意外かもしれないけれど、
まず、自分の年齢を忘れなくなった。

40歳を過ぎた頃から、
「今年、何歳だっけ?」と思うことが増えた。

47歳だったか。
48歳だったか。

そのあたりは、だいぶ曖昧だった。

でも50歳は覚えやすい。

キリがいい。

たぶん人生で一番、
自分の年齢を把握していた一年だったと思う。

ひとり時間も、以前より楽しくなった。

若い頃は、
ひとりでいることに少し焦りがあった。

予定のない休日が苦手だったし、
誰かと会っていないと、取り残されたような気持ちになることもあった。

でも今は違う。

予定のない休日が嬉しい。

好きな時間に起きて、
走って、本を読んで、
海を見て帰る。

そんな一日が案外気に入っている。

50代のひとり暮らしについては、こちらの記事にも書いています。

加齢も、以前ほど嫌ではなくなった。

もちろん体力は落ちた。
白髪も増えた。
肌も重力には逆らえない。

でも、それはみんな同じだ。

若さにしがみつくより、
年齢なりに機嫌よく生きる方が楽だと気づいた。

「自分の正しさ」にしがみつかなくなった

そして何より、
大抵のことは流せるようになった。

昔なら気にしていたことも、
「まあ、いいか」で終わることが増えた。

最近、ふと思うことがある。

私の場合、
30代くらいが一番とげとげしていたのかもしれない。

20代でそれなりに経験を積んで、
仕事でも少しずつできることが増えてくる。

自信もつく。
そのぶん、プライドも育つ。

プライベートでも、まだ若い。

結婚や将来についても、

「まあ、そのうちなんとかなるだろう」

くらいに思っていた。

若さもある。
経験も増えた。
仕事の実績も少しずつできてきた。

いろいろなものが、
ちょうど「自分」というカタチになってくる時期だったのだと思う。

だからこそ、
自分の価値観も強くなった。

「私はこう思う」
「それは違うんじゃない?」

自分と考え方の違う人に厳しくなったり、
合わない人を遠ざけたり。

仕事でもそうだった。

体調不良ですぐに休む人や、
新しい環境になると体調を崩してしまう人を見て、

「根性がないだけじゃない?」
「本当にやる気があるのかな」

そんなふうに決めつけていたこともある。

今思えば、
その人にしかわからない事情やしんどさがあるなんて、
当たり前のことなのに。

自分ができることは、
他人もできて当然。

どこかで、
そんなふうに思っていたのかもしれない。

今振り返ると、
あの頃の私は今よりずっと、
人にも自分にも厳しかった気がする。

それが40代になると、
思い通りになることばかりではなくなった。

頑張ったからといって報われるとも限らない。

正しいと思っていたものが、
ずっと正しいとも限らない。

うまくいったこともあったし、
思いっきり打ちのめされたこともあった。

そんなことを何度か繰り返して50歳になったら、

「まあ、そういうこともあるよね」

と思えることが増えた。

他人の一言に、
いちいちぷりぷりしなくなった。

自分と違う考え方を見ても、
「そういう人もいるよね」で終われる。

もちろん、
50代になれば誰でもそうなるわけではない。

今だって、
腹が立つことは普通にある(笑)

ただ私の場合は、
年齢を重ねて丸くなったというより、

いろいろ思い通りにならない経験をして、
「自分の正しさ」にしがみつかなくなった。

それに近いのかもしれない。

これも、
50歳になって良かったことのひとつだと思う。

思っていた50歳とは違った

50歳になっても、
急に大人にはならなかった。

急に悟ることもなかった。

仕事のことも迷う。

派遣という働き方を選び、
「正社員じゃなくてもいい」
と思っているはずなのに、

心のどこかで、

「やっぱり正社員の方がちゃんとしているのでは?」

という声が顔を出す。

我ながら、しぶとい。

「正社員にならないの?」と聞かれると、なぜか少しモヤっとする。そんな自分の気持ちについても書いています。

そして50歳。

結婚もしていなかった。

……あれ?

30代の私、
50歳の私は普通に結婚していると思ってたよね(笑)

なんなら40代になっても、
「まあ、そのうち」と思っていた。

その「そのうち」は来ないまま、
50歳になった。

とはいえ、
完全に諦めたわけでもない。

老後、誰かと一緒に暮らすのも悪くないと思う。

それが結婚という形なのか、
別の形なのかはわからない。

でも不思議なことに、
50歳になった瞬間に、

「はい、独身確定!」

という気持ちにもならなかった。

「ひとりで生きるしかない」
と決めつけてもいない。

50歳になったら、
仕事も、結婚も、暮らし方も、
もう少し形になっていると思っていた。

実際は、
思っていた以上に何も決まっていなかった。

50歳になって、変わったこと

何も決まっていないけれど、
変わったこともある。

複業での仕事もそのひとつだ。

Instagram運用代行から離れ、
ブログやWordPressの仕事が増えた。

以前の私なら、
辞めることにもっと抵抗があったと思う。

始めたからには続けなければ。

せっかく覚えたのだから、
やめるのはもったいない。

そんなふうに考えていた。

でも50歳になって、
「続けること」だけが正解ではなくなった。

やってみたけれど違った。

前は好きだったけれど、
今はそれほどでもない。

だったら、
やめてもいい。

空いたところに、
また別のものが入ってくることもある。

実際、Instagram運用代行から離れたあと、
ブログやWordPressなど、
文章とWebに関わる仕事が少しずつ増えた。

だからといって、

「これが私の天職だった!」

なんて話でもない。

これも、この先どうなるかわからない(笑)

ただ、
合わなくなったものを手放して、
その時の自分に合うものを選び直す。

それくらいは、
してもいいと思えるようになった。

そして51歳になった今、「もう手放してもいい」と思うものは、仕事だけではなくなりました。

50歳をやってみた感想

50歳になったら、
もう少し人生の答えが見えていると思っていた。

でも、全然だった。

仕事はまだ迷っている。

結婚もわからない。

老後なんて、
もっとわからない。

でも最近、思う。

そもそも、答えって何だろう。

正社員になったら正解?

結婚したら正解?

老後のお金を十分に貯めたら正解?

で、その正解は誰が決めるんだろう。

誰かが教えてくれるの?

……たぶん、誰も教えてくれない。

30代の頃の私は、
「正しい答え」を持っているつもりだった。

仕事とはこういうもの。
大人とはこういうもの。
人生とはこういうもの。

自分なりの「こうあるべき」が、
今よりずっとたくさんあった気がする。

50歳になった私は、
その答え自体をあまり信用しなくなった。

だったら、
無理に答えを出さなくてもいい。

というより、

答えを求めなくてもいい。

今のところ、
これでいいと思っている。

まあ来週には、

「やっぱり正社員かな……」

と求人サイトを見ているかもしれないけど(笑)

50歳を一年やってみた感想。

思っていたより、
人生は決まらなかった。

そして、思っていたより、

決まってなくても大丈夫だった。

51歳も、たぶん大丈夫だ。

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